2018-09-23

最後の集中力が残っているうちに学び直ししたいかも

英語以外の言語の専門家にこれからなろうと思っている人は、サイエンス系の知識があるほうがいいです。というかですね、いま十代の子供たちは、理数系なんて苦手~程度の先入観で敬遠しないほうがいいですよ。圧倒的に将来やれることの選択肢の数が違ってくると思います。
フランス語の書籍翻訳も、その分野ならばそこそこニーズがあるにもかかわらず、引き受ける人が少ないのだと思います。私に話が来るほどなので。
といってもそういう翻訳がバリバリ出来るぐらいなら、その分野を専門職としてとっくに生計立ててますよね。
とはいえ、依頼が落ち着いたら、中学あたりから生物・化学・物理・数学を基礎からやり直したいと最近思うようになりました。
基本、私の場合、どの分野も専門ではないので多かれ少なかれ、付け焼刃的な対応ではあります。あんなにえらそうにフランスの話書いてますが、あれも適当といえば適当なのかも。
私はフランス学(???)の学位しか持っていません。卒論は一応ジェンダー関係のテーマでした。今は私の母校もフランスのみならずフランス語圏についての勉強ができたり、副専攻がマストでしっかり研究できたりするようですけどね。同じ大学行くにしても30年遅く生まれたかったぜ。
あとジャズ研に入り浸ってる場合じゃなかった。

とにかく理系の仕事はとてもきついです。読んでみてくださいというだけの仕事であっても。
知らないことが多いので、圧倒的に調べものに時間が使われてしまう。生物学「程度」の話だとしても。物理でもう頭が痛くなり、数学だときっとおかしくなる(さすがにあの本は共訳でしたけど)。
通信とか独学ですと意志が弱くてコミットできないから、できれば教室に通いたいものです。でも意外と社会人向けの講座って少ないですね。
2年ほど前、もう翻訳業界からは干されたと思って、NHKラジオのロシア語講座を1ヶ月ほど聴いていました。ひとつには割とフィギュアスケートが好きだったから。面白いネタってロシア発のことが多いんですよ。でも、フィギュアスケートに限らず、日常会話ぐらいのロシア語の読み書きが出来ると、きっと楽しいかなと思ったんですね。実は日本から近い国ですし。

とにかく、全然自分の人生にとって役に立たなさそうなことを趣味にして打ち込んでみたかった。キリル文字読んでみたかった。
気分を変えたかったんでしょうね。
でも続きませんでした。時間があればあったで、結局子供のことに余分に時間を使うだけで疲れてしまって終わっていました。体力と気力が戻ったらと思っているうちに、なぜか色々とまた仕事が舞い込むようになり、そのままになっています。
さて、どうしたものか、理系の基礎を教えてもらうとなると、うーむ、放送大学の面接授業かしら……
もう息子の学校に私が通いたい……。理科クラブとか登録して私が実験したい……。
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唯一大学で学んだ「専門的」なことにほんのわずかながら関係があったのは、この本の翻訳のときですね。
E・バダンテールのXYをもとにした「男性学」のゼミを学部生の頃に受けていました。
なので、そのバダンテール先生にこの本についての質問のお手紙書いて返事もらったときはうれしかったな。



あら、とうとう品切れで絶版みたい。Amazonだと新品の本がプレミアついてる……出品したら売れるんですか😶